風が吹いてる。 もうとっくに登校時間が過ぎてるけど、俺は校舎の屋上に寝そべっていた。 授業なんて受ける気しない 寧ろ、俺の世界は今白黒だ 華と別れたことが夢だったらいいのにって 今日だけで何回思っただろう? 「…馬鹿だな、俺。」 華のことを大切に思うなら、華の幸せを一番に考えるべきだ 華には幸せになって欲しい その役目は、もう俺じゃないけれど… 「二宮海?」