ギャオオーー 盛大な雄叫びを上げて 最後の魔物は倒れていった。 「…終わりか。」 夾は流れていた汗を拭う。 愁が言ってた話…確かに、今の魔物は明らかに強い 人間襲うために生まれたショボい奴等なんか足下にも及ばない 人間界で、存在するはずない魔物 何かが、起ころうとしている…? この時、気を抜いていた夾は気付かなかった。 背後から近付く、3つの影にーー