「あの時はあんまり意味が分からなかったけど、今なら分かる気がする。 海兄ってさ、渚兄と違って少し馬鹿なんだよね。学校の成績とかはムカつくぐらい良いんだけどさ…。」 確かに、海と渚は学年一位の座を二人で争っていた程だ 「自分ばっか我慢して、一人でため込んじゃってさ…。 だけど海兄はずっと華ちゃんの事を想ってると思う。 すれ違っちゃったのも、何か理由があるんだよ。 だからーーー」 岬ちゃんの腕に力が籠もった。 「海兄の事、信じてあげて…?」