「っ…ぁ…!?」 この世の物とは思えない激痛なのに、どう頑張っても意識は失わない 在る意味、拷問器具として合格だ 楠木がふと窓から外を見上げる。 俺もつられて見ると、空から雪が降っていた。 「雪…。」 そうか、今日はーー 「今日は、12月24日…クリスマスでしたね。」 楠木が嘲笑うように言った。 「聖なる夜に、滅びる世界…ピッタリだと思いません?」