「1人の…少女?」 「そう。」そう言った來の顔が、少し悲しそうに見えた気がした。 「彼女の名は、西園寺椎名。同時社会に名を轟かせていた西園寺財閥の娘で 能力を盗む能力者。」 俺の思考が、一瞬停止した。 「能力を盗む…能力?」 何だよソレ それに、西園寺って確かーー 「彼女の能力は、能力者から能力だけを抜き取る。彼女が盗んだ能力は輝石の形になるの。 これで、実験の材料は揃ったでしょ?」