｢もしもーし？お二人さーん？何か忘れてませんか？｣


｢『何か』って？｣


まだ何かあるのだろうか


｢苺のことよ!!｣


｢｢ああぁぁぁーーっ!!!!｣｣


｢やばい、早く行かなきゃ…｣


｢僕行ってきます!!｣


｢あ、太一!!｣


私の声も聞こえなかったのか、太一はさっき苺が走って行った方に全速力で駆けていった


しばらくそこで待っていると、太一が顔を押さえながら戻って来た


性格には左の頬を……



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