「って、女子高生が昼に学校ぬけだしたの?」


「ぇ、いや、ちょっと倒れて…」


「あー。そーゆ事、気を付けろよ。んぢゃ、俺仕事だから。またな結愛」


「ぇ、あ。はい!」


ぇ、待って。何であたしの名前。


自分の体を見てみる、何もない…


鞄っ 鞄だぁ…鞄に名前なんて何で書いたんだろ


あー。恥ずっ


ぁ、名刺。さっき渡された名刺を見ると…
名前ゎ、清水 瑠輝。 名前もカッコいい。


会社ゎ………え――!!


ゅ、ゅ、有名なブランドの社長ぉ―??!!!


あわわわーっ、や、やばいよ。やばいよ。喋っちゃったよ。
あの、有名なブランドの社長サンと…


ど、ど、ど、どぉーしよー!!!
めっちゃカッコいいでも、年下なんか興味なさそうな感じだなぁ


ぇ、待って。あたし 一目惚れ?…社長サンを?…ないない


だって、あたし。遠距離中の彼氏サンがいるし。


ぁ、そういえば。彼氏サンがいるって胡桃達に言うの忘れてた。
明日、言おうかな。


てか、一応。あたしのママも、あの社長サンがいる会社の
下の下の下で働いてるんだけど…。