そう それは空気みたいで
気づくと僕の周りにあって
なくなると死んでしまうかもしれない・・


耳に響くいくつもの音
鼓膜と同時に心も震える
まるで「恋」みたいな感情
歪む低音に身体が動く
優しい高音には救われたりする
涙を流させるキミはすごいよ


僕も誰かに届けたくて
音を紡ぎ始めたんだ
まだぎこちなくて響かないけど
いつか綺麗に奏でてみせる
現在(いま)まで何も続かなかった
そんな僕がもう何年も・・
やっぱキミに惚れてんだよ
キミは僕の総てになった


僕が指で奏でる音に
きみが喉で響かせる音
きみが鳴らす高い音と
きみが刻む音 その全てが
ひとつになったそのときに
僕だけでは知り得なかった
新しい響きに出逢ったんだ


心があればどんな音でも
響かせることができるって
きみ達が教えてくれたよね・・


そう それは人生みたいで
気づくといくつも重なり合って
重なった分だけ豊かになる
誰の心の中にも在るもの
これからもそこに在り続けるもの・・