「私は山田春香っていうの。25歳で、会社で働いてるんだ。」 私から自己紹介すると安心したのか名前を教えてくれた。 「さいとう…なおき……7歳…。」 小さな声だったけれど、私にはしっかり聞こえた。 「なおき君か…ねぇ、今からお姉ちゃん家でおやつ食べない?」 私はとにかくなおき君と話しがしたいと思ったので、家に呼ぶことにした。 「うん…」 意外にも、なおき君はすぐに返事した。 だから私たちはマンションに行った。 部屋までは無言だった。 私も話しかける言葉が見つからなかった。