結婚まで考えていた彼女と別れてから3年がたった

時が流れるのは早くて……
俺ももぅ25。 

サキは今なにしているだろう……
仕事頑張っているのだろうか……


―――
「ケンタ……ごめん。私海外へ行くことになったの…」

「海外…?旅行??」

「うぅん。フランスの料理の先生のところで教えてもらえることになったの……」

「それ……いつまで?」

「……2年くらい。」

「………俺、待ってていいかな」
「え?」

「サキが帰ってくるまで待ってる。待ってるから、サキがフランスから帰ってきたら………結婚してください」

「…………ごめん。いつ帰ってくるか本当にわからないの。
予定では2年だけど………
もしかしたら一生かもしれない…」

「……それでも、待ってるよ。
俺、サキ以外と結婚なんて考えられないから。
連絡なくても、一生帰ってこなくても、ずっと待ってる。」

「ケンタ………ありがとう。
でも……ケンタを束縛していくみたいだから……


別れよう……

さよならケンタ。元気でね」


―――――――


また3年前のサキを思い出してたよ俺 

振られたのにな………


今日か……
サキがフランスにいってから……

「この桜見ずに行ったんだよな…
もう一回会いたいな……サキ…」


「………………ケンタ!!!!!」

え!?

今……サキの声……


「俺……どうかしてんだ……」

「ケンタ!!」

「サキ!?」

振り返ったそこには髪が伸びて3年前の時よりきれいになったサキがいた

「うそだろ!?」

「ウソじゃないよ」

「サキなのか?」

「うん!ケンタ……会いたかった!!」

本物のサキだ……
俺は思わずサキを抱き締めた

「………もぅ…会えないかと思った………

なぁサキ……あの日言ったこと覚えてるか?」

「…うん。」

「………もう一度言う。

俺と結婚してください」


「………はい………
あたしでよければ、ぜひ。」





―END―