高校一年生の春。



新しくなったクラスにも慣れ始めた。




「ねぇ津美、これ可愛くない??」

「こっちのが可愛いじゃん!!津美はどっち?」




雑誌を持って話しかけてきたのが幼なじみの新井和花(アライノドカ)と愛水志帆(アイミズシホ)。



この二人はあたしの大親友でもある。




「ん~・・あたしはこれのが好き。」




と二人のさしたのと別なのをさすと必ず言われる、




「やっぱり三人とも好み違うよね~」




という言葉。



最近三人の間で流行ってる言葉だったりする・・




そんな感じで日々が過ぎているため



新しく友達などあまりできていない。



正直この二人がいたら友達なんていらないんだけどね




「あ!そーいや津美・・陽とは最近どうなのよ~」

「え?どうって、普通だよ??」

「「ふ~ん」」




なんておもしろくなさそうに席へ帰っていく幼なじみ・・