「なんだったんだろう…?」


ベッドに寝転がりながら

昼間、ルオウと言う男から貰った
雲の綿毛で作ったと言う物を眺める。



…あの後、すぐに家へと帰って来て 一眠りしてみた。


もしかしたら、夢だったんじゃ…?

なんて、思ったけれど

寝る前に、携帯と並べて置いた雲の綿毛は、しっかりと残っている。


夢ではなかった。


私の心が読める。とか言ってたよね?

超能力?

そんなのあるわけないじゃない。


でも、じゃあどうして私の考えてる事がわかったの?


それに、コレ雲の綿毛って?


雲は、水蒸気だから綿毛なんかになるハズない。