「良かったぁぁぁぁ…」
あたしは大きなため息をつく。
「学校復帰も近いみたいだから、
もうちょっとだよ、待っていよう??」
「うん…!!」
安心した。
悠クンと遥叶が無事だって聞いて。
一瞬、2人はどうなったかと思った。
傷は残ったみたいだけど、
…とりあえず、
良かった。
「…教室、もどろっか??」
「うん!!」
悠クン、ごめんね。
何もできなくて。
苦しいときに傍にいるのがあたしだったら良かったかな…。
苦しい時に頼られる存在になれるように、あたし、がんばるよ。
「希チャンも、遥叶が無事でよかったね!!」
「まぁ、ね…♪」
希チャンも何だかんだ言って嬉しそう。
ここ最近、あたしと同じくらいそわそわしてたもんね。
「早く帰ってくるといいね」
「そうだね」
また皆で溜まり場に行きたいな…

