あたしは咄嗟に目を瞑る。 …ん?? 痛くないな…。 「てめぇら、俺等の大事な場所でよくもやってくれたな…」 「遥叶…」 え、何。 この女達、遥叶のこと知ってんだ…。 「今はこいつら使ってんだろ。 こんな心ない奴だったとは知らなかったぜ、 残念だな」 「ご…ごめん…」 …あぁ、この女、遥叶のこと好きだな…。 あたしは勘づいた。 「どっかいけ」 「……」 女達は散っていった。 「ありがと」 「助けたつもりはない」 あぁ~、もぅ胸キュンなんだけど…