~雫~
あー、蒼依も佐々木クンとくっついちゃったか~。
何だか寂しいな…
あたし独り身じゃん…
なんて思いながら廊下を歩く。
そこであたしは衝撃の言葉を聞く。
「あたしさぁ、最近調子のってる奴いると思うんだけどぉ~」
うわ…。
先輩達だ…
誰のこといってんだろ…
あたしだったらどぅしよぅ…!!
って考えたりもする。
「あー、あたしも思ってる奴いるよ~☆
一緒かもしんない、
…言ってみる??」
「いいねぇ」
「せーの…」
「「「月森 蒼依」」」
嘘…!!
どぅしよぅ、蒼依じゃん…。
あたしはそこにいる先輩の数を数える。
一人、二人…
六人!!
なんて数…
あたしは早くこの場所から去ろうとする。
カタン…。
やってしまった…!!
「あ゛ー??
誰かいんのー??」
う…

