~悠真~


「うっ…、うっへぇぇぇぇぇええ?!?!?!?!」



 …あ~あ~、びっくりしすぎ…。

 ってか俺は悪くねぇよ…
 蒼依が勝手に気ぃ失うからだろ??
 俺は悪くねぇ。


「ちょっ…あたし、帰る!!」


 ベットから飛び起き、鞄をもって歩く蒼依。


「はぁ?!
 おい、まて、てめぇまだ完全に回復してね…」


 ドン。


 ほらみた。

 足ちゃんと動いてねぇだろが。


「もぅちょいゆっくりしてけ」


「で…でも…」



 妙に落ち着かない蒼依。


「でもも糞もあるかっつーの…」

「だって悠クン家族帰ってきちゃうよ…」


「…あー、俺1人暮らしだから。」


 そっか。言ってなかったっけ。
 まぁ、いいや。


「そっ…そぅなの…」



「分かった??
 いーからベット入れ。」



 何なのこいつ…



「ご…ごめんね」


「あーもぅ、分かったから」


 蒼依は静かにベットに入った。