~悠真~
「佐和。
蒼依の学校の祭っていつだっけ」
「今週の日曜日です」
「そか」
危うく大事な日を忘れるところだった俺。
はぁ~、蒼依今何してっかな…
マジではまってんな、俺…
「…気になりますか」
「そりゃぁな」
「ベタ惚れですね」
「調子にのんな、佐和」
「すみませんでした」
ちくしょ~、早く学校祭なんねーかな…
佐和になめられるとは…
「…悠真様、お客様がお見えですが」
1人の使用人が報告に来た。
「誰だ」
「楓様です…」
んだよ、こんな時に…
「どうしますか??」
佐和が聞く。
はぁ~…。
「いい、とおせ」

