「「あぁ~、疲れた」」

 悠クンと遥叶は汗びっしょりで帰って来る。


「お疲れ~♪」

あたしは2人にタオルを渡す。

「さんきゅ」


あたしの手からタオルをとる悠クン。


「…あ、蒼依、お前今日家大丈夫??」


「へ…??」


 いきなり悠クンに訳分かんない言葉をかけられる。


「だから、今日帰んなくてもいーかってこと!!」


 は…はいぃぃぃ??

「って…どぅいぅいみ…??」


「…っはぁ~…
 お前天然スギ…」


「えっ?!
 何ナ二なにそれ~ッ!!」


 グイッ。


 腕を引かれ、転びそぅになる。


「ま…まって…!!」



 人ごみで悠クンと手が離れる。

 気づけばあたしは1人だった。


「ここ…どこ…??」




「ヒュ~ッ、ねぇチャン、今1人~??
 可愛いーじゃん♪
 一緒に遊ばない~??」


 知らない男の人に話しかれられる。

「あ…あの、すみません、あたし今暇じゃなくって…」


 必死で断る。
 悠クンが言ってた変な人のことって…
 この人たち?!


 あたし、大ピンチ!!