「おー、悠真!!
 おせぇよ~!!
 待ちくたびれ~。さっさとはじめよぅぜ」


「おぅ~、わりわり」


 あたしが連れてこられたのは、ストリートやってそぅなところ。
 
 とってもにぎやかなんだけど、知らない人ばっかり。

 …やっぱ、こなきゃ良かった…。


「…ん~??
 何お前、可愛い仔連れてんじゃん~」


 1人の男性が言う。

 いや…、あたし可愛くないっすよ…


「可愛いっしょ~☆
 あ、手ェ出さないでくださいね♪」


 何言ってんの…




「あぁ~!!
 何だっけ、あんた!!
 クラス代表!!」



「え…??」


 声のした方を見ると、そこにはさっきまで学校にいたはずの…

「咲宮クンッ?!」



「え~、何~
 俺の名前覚えてたの」

「う…うん…」

「…おもしれー奴」

「おッ…?!」


 何がおもしろいのか分かんないけど…。

 まぁ、いっか…


 ってか!!

「何で咲宮クンがここに?!」


「…それはこっちの台詞~、
 ってか俺遥叶でいいし」

 うっ、うぅ…

「しっ、質問に答えてもらっても…」

 何か抜けてる人…。