音信不通の悠クンは、相変わらずニュースによくでている。



 …とっても、会社が忙しいみたい。

 心配なあたし達だけど、連絡もとれないし、迷惑をかけたくないって言ってる悠クンなのであまり悠クンの話題はでなくなった。



 …悠クンがいなくなってから、溜まり場にもいなかくなった。



 …希チャンゃ遥叶も。



 あたしは今でも悠クンのことが忘れられなくて、いつも悠クンのことを探してしまう。



 …あたしの胸にポッカリあいた穴。




 この穴は絶対に埋まることのない穴なんだなって思うと、寂しくなる。





 季節は過ぎて、あたし達は2年生になった。



「蒼依~!!
 おっはよ~♪」


「希チャン!!遥叶!!
 今日から2年生だね~★」


「だね♪」




 あたし達はクラス発表を見に掲示板へ向かった。




「ん…と、あ、あった!!
 希チャン!!あたしB組だよ」



「まじ??
 あたしも!!」



「一緒だね!!
 良かった~」



「遥叶も一緒だぁ☆」


 あたし達はまた同じクラスになった。