…甘くなかった。 門に執事。 裏口に執事。 外の階段に執事。 「ぅあ~…」 やっぱり、2度目には無理があるか。 皆親父優先だし… 「どうしますか??」 「蒼依が待ってんだよ… 佐和、俺はどうすればいい…」 「蒼依様、とは??」 「彼女」 「そうですか… では、婚約は断ると??」 「そうなるな」 俺は婚約なんてしない。 蒼依と生きていく。 「…強くなりましたね」 「いつまでも子供じゃぁねぇぞ」 俺は親父のいる部屋に向かった。