家に帰った。


「…??」


 あれ??


 あたしの目に入ったのは、一台の高級車。

 あたしの…家の前、だよね…



「…すみません」



 ドキ。


 中からでてきた立派な男の人。
 …に、声を掛けられた。

 …あたし、だよね??


「は、い…」


「あなたが、月森 蒼依さんですか??」


「そぅです、けど」



 何であたしのこと知ってんの~!!


 急な展開に頭がついて行かない。



「…私、佐々木 虎之助[ささき とらのすけ]
 というものですけど、」


「…ちょ、ちょっと待ってください」

「はい」


 …まって、
 ちょっとまって…




「あの、佐々木さん…
 もしかして、悠ク…じゃない、悠真クンのお父さん、ですか??」



「そうです」




 嘘でしょ…?!