そういえば、と。 『緋舞返してよ』 何の為に来たのか、目的を忘れそうになっていたことを思い出して、 隣に寝転がる坂野に聞いてみた。 「ああ。んじゃぁ中行くか」 『…あ、うん』 …案外いいやつ? こんなにあっさりと返してくれるなんて思っても見なかった。 とりあえずまぁ、あっさり過ぎたから、 少しは警戒してたんだけど…。 「はいッ」 『ありがと』 溜まり場に入るなり、何故か笑顔の緋舞を連れてきてくれた。