困惑の表情を浮かべたふたりは未だ喋ろうとはせず、 何かを必死に考えているようだった。 いつものあたしなら少しぐらい待てたんだろうけど… 今日はさすがに"待つ"という選択肢は頭の片隅の方へ追いやられてしまっていた。 …いい加減、この空気にもイライラが募っていく。 爆発する前に…ふたりでも助けに行けばいい。 『冬可、行…――』 そう決心して、立ち上がろうとした瞬間。 まさにこのタイミング。 「はぁ…。分かったわ」 ため息をついて、舞があたしの考えに肯定してくれた返事を聞いた。