ヒマリュウ-Ⅲ-




『…負けないよね?』


「…はっきりとは、分からない。」



言うなり、お酒を一気に口に含んだ舞。


恭哉も何も言わず黙っているとこを見る辺り、ホントに強いんだろう。



「……負けねぇよな?」



…それを見兼ねて、隣の冬可が恭哉を見据えて言う。


それは今も衰えるコトのない、総長のオーラ。



椅子に深く腰かけて腕を組むその姿は、

かつて良く見た"冬可"そのものだった。