『………あった。』
部屋に戻り、まだ寝息を発てて寝ている冬可を起こさないように静かにバッグを探っていると、手に触れた固い感触。
それは紛れも無いあたしのケータイで…、手の平には、見慣れた金のケータイが乗る。
あたしのであって、あたしのでない。
雰囲気的にそんな感じを放ちながら手の平に乗る、ケータイを見つめる。
見つめて……何も解決しないコトに気付き、充電が切れているケータイを充電機に挿して、コンセントを入れた。
『!!』
「?!」
…――途端、けたたましく鳴り始める手の中の金の四角い物体。
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