――…なんて、薄れ行く意識の中で考えた。 倒れたあたしは、反撃する力なんか残ってなくて…。 緋舞を抱き抱えて、殴られ蹴られ…に耐えるしかなかった。 やっぱり意識を繋いでおくのにも、限界があるらしい。 …弱くなったな、あたし。 意識を放しちゃダメ。 放したら緋舞が危ない。 …そうは思うけど、体が言うことを聞いてくれなくて。 「――…桃……!!」 あたしの名前を呼ぶ声が聞こえたとき。 プツ…ッと、あたしは意識を手放した。