『…………ん…?』 窓から差し込む夕焼けの光で目が覚めた。 それにつられて外を見れば、茜色の空。 続けて隣を見れば、寝息を立てて寝る冬可が目に入る。 頭の下にある、感触に…ずっと腕枕をしていてくれたことが分かった。 冬可に擦り寄れば、聞こえてくる胸の鼓動。 それに顔を寄せて、また眠……ろうとして、あることを思い出した。 『……迎え…行かなきゃ…』 心地よい気だるさを残した体を起こして、服を着る。 きて、まだ寝ている冬可には気付かれないように家を出た。