『緋舞、龍』 「「ママーっ!!」」 両手を広げて名前を呼べば、いつもよりも可愛い緋舞と、いつもよりもカッコイイ龍が、嬉しそうに駆けて来る。 そういう所は変わらない。 『ちゃんとお礼いいなさい?』 「いったよー?」 「うん。ぼくもッ」 『ママの前でもう一回。』 「うん。ありがとう!」 「ありがとう!」 どういたしまして、と微笑む坂野は、とてもいい顔をしていた。 …いつも笑ってればいいのに。 更にモテるに違いないだろう。