『…なーにしてんだか』 さっきまで隣にいた冬可は、今は後ろにある椅子に座って、目を閉じている。 見たところ寝てはいないが、人を拒絶している…という感じ。 その証拠に、周りに集まっている――…大体が女子…――今まで面識のない人には、相槌さえもうっていない。 …かーなーり、感じ悪い。 『ちょっとゴメンね、…冬可。』 「ん?」 『……。』 見兼ねて声を掛けたあたしには返事を返すのだから、この場に居づらくなるではないか。 まぁ、俺様自己中男に通じるはずもないんだけど。