時間を見れば、もはや戻る時間などは残されていない。
…この際、来るのを待つしかない。
『あたし達で繋ぐ?』
「ああ。元は俺らのせいだしな」
ふたりを任せたことを言っているのだろう。
…ケータイも、昨日仲間にしたばかりだから知らない。
だから、何としても繋がなきゃいけないんだけど…、
でも、MCも久し振りだからちょっと楽しみだったりもする。
『適当に、で大丈夫だよね?』
「前みたいに、でいいんじゃねぇか?」
『そだね』
…――そして、傘下の総長に(なぜか)渡された二つのマイク。
それを一つずつ冬可と持って、…スイッチを入れた。
――…キーン
『――…久し振り、と初めまして。ヒマリュウ元初代総長の水風桃、と』
「同じく佐蔵冬可だ。」
皆がいるとこより一段高くなったこの場所。
美味しそうな料理から、今気付いたらしい昔からの総長達の唖然とした顔。
そして…モノ珍しそうに見てくる、4年の間に入った各チームの面子チャン達。
…――すべて懐かしい。


