「クルー。また、ひとをころしたの?」

かなしそうなめで、レベッサはクルーをみた。

「うん。ころしてなにがわるいの?だって、きにいらないんだもん。おとうさんがいってたよ。よわいひとはころせ、きにいらないひとはころせって」

クルーは、レベッサにいった。

レベッサは、かなしそうなめをしたまま、ためいきをついた。

「まちがってるよ。クルーのおとうさん。ひとのいのちは、だいじなんだよ」