気づいたらあたしは机を叩いて席を立って、真希に向かって怒鳴ってた…。

「もういいよ!あたしら、所詮そんな程度の仲やったんやな!」


あたしはいつのまにか教室を飛び出して、屋上に向かって走ってた。


「はぁ…はぁ…。やっちゃった。」

あたしは苦笑いしながら、その場に座り込んだ。

「あれ?何で?」

あたしの目は涙でいっぱいになってて、景色がぼやけて見えへんかった。


「思ってたよりも、期待してたんやな…。」

フッと、笑いがもれた。


あたしって、バカやな…。
心のどっかで、あたしを頼ってくれるって…

思ってたんかもしれん。


アホやな…。



ガチャッ