「柚奈、りんごジュース飲む?」
「飲みたいです」
近くにあったティッシュを手に取り、鼻水をズビーッと豪快に拭く。
それが思わず笑えてしまった。
「笑わないでくださいよっ」
「はいはい、悪かった」
そう言いながらもまだ笑っている自分。
「琉さんのアホー、バカー」
「文句ばっか言ってると飲まさねぇぞ」
「そんなこと言ってもどうせくれるもん」
俺の行動パターンをよく知っているからか、全然効果がない。
実際にりんごジュースはしっかり柚奈に手渡されている。
「可愛くねぇなぁ」
「私、これでも一応モテるんですからね!!」
…言われなくてもわかるさ。
「高校であんなのだった私が、10人連続でフッたとかすごくないですか?」
「嘘だろ?」
…そんな
「飲みたいです」
近くにあったティッシュを手に取り、鼻水をズビーッと豪快に拭く。
それが思わず笑えてしまった。
「笑わないでくださいよっ」
「はいはい、悪かった」
そう言いながらもまだ笑っている自分。
「琉さんのアホー、バカー」
「文句ばっか言ってると飲まさねぇぞ」
「そんなこと言ってもどうせくれるもん」
俺の行動パターンをよく知っているからか、全然効果がない。
実際にりんごジュースはしっかり柚奈に手渡されている。
「可愛くねぇなぁ」
「私、これでも一応モテるんですからね!!」
…言われなくてもわかるさ。
「高校であんなのだった私が、10人連続でフッたとかすごくないですか?」
「嘘だろ?」
…そんな