「俺は…疲れてないほうが飯は作ればいいし、どっちも無理なら、弁当だって、惣菜だって、食いに行ったって、なんでもいいんだ。 けど…あいつにはそういう選択がなかった。 風邪引いてもさ、家にはこないんだ。 俺は調子が悪かったら、一番にそばにいて欲しいのに… あいつはそういうの全然なくて…」 「結局…恵子の未来に俺はいない。 同棲なんてしちゃったらさ、もう結婚一直線みたいだろ。 そんなことしたらさ、逃げられないって思っちゃったんじゃないかな。 鍵追いて出てけっつったらそれから連絡ない。」