「さて。 みなさん揃ったので報告ですが……。 亜美ちゃんの存在が他の族にばれました」 みんなの顔つきが一瞬で変わった。 やっぱ幹部なんだなぁ。 自分のことを言われているにも関わらず、呑気でいた私……。 「ちっ。予定変更だ。 亜美、お前銀姫になれ」 『へっ!?』 銀姫……? 何それ? 「そうですね。 その方が守りやすいですし」 「うん。亜美なら大歓迎だよ」 「よっしゃ!!全力で守ったるなぁ」 「じゃ、早速下の奴らに報告だ」 『ちょ、ちょっと待ってよ!! 銀姫って何?』