“昨日の悠基のアレのせいちゃう?”



なんて言う秋都には、鉄槌を下した。




余計なことを思い出させないでよね。




でも、急に隣が気になって見上げると。


全く周りを気にせず目を閉じている悠基。




アレを気にしてるのは私だけなんだ……。



そう思うと、ほっとしたような、残念なような、何とも言えない気分になった。