「絶対ぇ守んぞ」 「「「うおぉーーー!!」」」 悠基たち4人の不敵な横顔に。 下っぱ君たちの“男”の顔に。 胸がきゅんと締めつけられる。 私もみんなに何か言おうと思ったけど。 きっと、ここは私の出る幕じゃない。 私には、喜びを自分の胸だけに収めて、みんなを見守ることも必要なんだ。 そして、興奮冷めやらぬみんなの前で満足気な笑みを浮かべていた悠基は、 「送る」 と、ひとことだけ私に言った。