『あ、啓太[ケイタ]!! 体育の50m走、1位だったね。見てたよ』 「わっ。ありがとうございます!!」 「姫、俺は? 俺も啓太と同じクラスなんすけど……」 『もちろん政喜[マサキ]も見てたよ』 「マジっすか!?」 『うん。派手に転けてたね。 額の絆創膏はそのときのものでしょ?』 「~~~っ。 そんなところは見なくていいです……」 政喜がそう言うと、その場はどっと沸いた。 ―――やっぱ好きだな、この空間。