「俺はいいんだよ。空虎の象徴だし。 でも、お前は聖龍の象徴ってわけでもねぇんだろ? どっちかってぇと、天姫みてぇだし」 ちっ。 やっぱこいつにはわかんのか。 銀色と空色は、天姫のトレードマークだってこと。 だてに全国No.3やってねぇよな。 あいつからしたら、適当に言ったひとことなんだろうけど。 俺はあっさり見破られて、いらいらがピークに達してきた。 そのとき―――