聞こえてきた音楽に耳を澄ますと、ソファーの上にケータイを見つけた。 「亜美ちゃんのでしょうか?」 振動してるケータイを見つめながら、智が言った。 このケータイは今まで見たことがねぇし、さっきまで亜美が座ってたところにあっから、多分そうなんだろう。 シンプルな白いケータイに、1つだけ付いたストラップ。 誰にも媚びない亜美にぴったりなケータイだ。 だが、このストラップ……。