肩にあたたかい手が置かれた。
そのあたたかさに、ほっとする。
そうだ。
僕は1人じゃない。
あいつらの言葉にいらついてるのも、僕だけじゃないんだ。
現に、僕の肩に置かれた反対の手は怒りで震えてる。
でも、ここは我慢しないといけないんだよね、悠基?
ここで怒りをぶつけて殴ったら、噂を認めるようなものだもんね。
僕たちは感情のままに殴ったりしない。
たとえ、今は総長が道を外してしまっているとしても。
僕たちは、誇り高き嵐龍の一員なんだから。
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