「亜美、顔色悪いで。大丈夫か?」 『気のせいじゃない?大丈夫だよ』 いけない、いけない。 感情が、表に出やすくなってきてる。 いい傾向なんだけど、みんなに心配をかけるくらいなら前のままでよかった。 「そうかぁ?なら、ええけど」 信じてもらえたみたい。 よかった。 これ以上、誰にも迷惑かけたくない。 このときの私は、周りが見えてなかった。 だから、どんな変化も見逃さないとでも言うかのように、私をじっと見つめている人がいるなんて。 ―――気づけなかった。