『私は今でも十分だと思うけどね。
天姫はきっと知ってるよ?
嵐龍が生まれ変わったこと』
実際に、この目で見てるんだから。
「「「「……」」」」
『それに、みんなのことだから捜してるんでしょ?
天姫の行方』
「あぁ。
……絶対にもう1度会ってやるよ」
ふふっ。
頼もしい。
さすがは総長だね。
もう暗い顔から威厳のある顔に戻ってる。
「ええ。
天姫に今の風龍を見せましょう」
「おう。
俺らが変わったとこ、絶対見せたる!!」
「亜美……」
『何?』
「……ありがとう。
天姫はきっと、僕たちが変わったこと知ってるよね。
僕たちを救ってくれたんだもんね。
でも、天姫に会うことは諦めないよ」