話し始めた亜美さんは、とても神々しくて目を離せなかった。 天使なんかじゃ言い表せない。 彼女は、女神だ――― 『……自分の意思で私を認めてほしい』 亜美さんには、自分の意見を押しつけるんじゃなく、相手を思いやる心がある。 簡単だけど難しい“思いやり”。 それを当たり前のようにする亜美さんは、風龍の光になるだろう。 俺たちはとっくに亜美さんを認めてる。 でも、まず伝えたい言葉は。 「「「ありがとうございます!!」」」 ―――これだった。