――――――――……………… ――――――…………… ――――………… 「お入りくださいませ、お嬢様」 『ありがと』 私はメイドが開けてくれた応接間に、つかつかと入っていく。 1番に私に気づいたお父様が、目を細めて笑う。 「亜美、呼び立ててすまなかったね」 『全然。叔父さんが来てくれたんだもん』 イギリスから帰国した昨日から、ほんの30分ほど前まで眠りこけていた私に、お父様が気を遣ってくれる。 いやぁ、時差ぼけって結構辛いものだね。