「ちょっ…と!かーくんっ!?」



「パパ、くるしーよ…」



2人の反応を気にも止めず、俺は尚も抱きしめ続ける。



「希、茉央……俺はお前らが大好きだ!愛してる!」



今まで茉央の『ママと結婚する』発言や、希の『プレイボーイ』発言を気にしていた気持ちはもう遥か彼方へ飛んで行った。



「…やだ、もう…っ///いきなり何なの……?」



「えへへ…っ、まおもパパだーいすきっ!!」



そんな俺に、腕の中の2人はそれぞれの反応をした。






昔は確かに、プレイボーイと呼ばれるようなひどいことをしていた俺。



でも、そんな俺は希に出逢って180°変わった。



今は愛する家族を持ち、幸せな毎日を送れている。



「…ありがとう。」



いくら言っても言い足りない感謝の言葉を呟き、俺は目を瞑って2人の温もりを感じていた。






―END―