「しょうがないなー。そこ、七十六ページだ」 「はい。陽の光を浴びたリクオは――」 平常心で読んでいたものの、あいつの名前が出てきて俺は舞い上がる。 あいつ本人の名前じゃないのに。 ――陸。 そう呼べたらいいな。