「大滝君、あの……ちょっといい?」 トイレで用を足した後、教室へ戻ろうとドアに入りかけた瞬間に声をかけられた。 そういえばよく廊下ですれ違う気がする。 でも、名前も、どこのクラスかも俺は知らない。 ただ、同じ学年の女子という事だけは分かる。 「ん? どうした?」