ひとりの部屋。 虚しくて、寂しくて。 いまさらになって気付いたよ。 温人に守られて生きていくことの 意味に。 ふたりの関係を汚してしまった わたしだけど。 あなたにすがって、泣いて、 引きとめる権利なんてわたしには ないけど・・・。 それでもわたしは、あなたを 愛してる。 わたしたちってそんなに簡単に 終われるほどの関係だったのかなぁ。 ねぇ温人? どこにいるの? テーブルの上の結婚情報誌が 寂しさを余計に誘う。